■ゆうちょの場合
ゆうちょ銀行は海外送金手数料が2500円と安く見えるが、両替手数料が4円/ポンドとかなり高い。つまり、3120 x (195 +4) - 3120 x 195 = 620880 - 608400 = 12480円
が、両替手数料としてかかる。更にゆうちょの場合、100ポンド以上の送金の場合、追加で5ポンドの仲介手数料がかかる。合計すると手数料だけで1.6万程かかる。
■一般的な安く済ませる方法
代表的な手段としてFX証券会社で両替をして、CitiBankの口座に送金する方法がある。FX証券会社を利用した場合、両替手数料は0〜0.2円程度である。大抵の場合、FX証券会社はCitiBankと提携しており、FX口座とCitiBankの外貨預金口座への移動は無料で済む。CitiBankからの海外送金は3500円であり、ゆうちょ銀行の1.6万と比較するとかなり安く抑えられていることが分かる。ただし、CitiBankは口座維持費として2000円/月がかかる。これを無料にするには口座に日本円換算で50万の残高をキープする必要がある。尚、一時期はe-セービングで無料にできたが、現在は終了している。(参考)
ただ、このルールは変更されることもあり油断できない(参考)。為替変動の影響も受けるはず。そして、CitiBankが日本から事実上の撤退をしたため、今後のサービスがどうなるのか分からなくて怖い。
■今回とった方法
マネーパートナーズの外貨両替と、みずほ銀行の外貨預金の組み合わせを使ってみることにした。みずほ銀行の場合は外貨預金口座の開設時に10通貨入れる必要があるが、開設してしまえば特に制限などはない。結果、
- 為替手数料:624円
- 外国送金手数料:5500円
の計6124円で済んだ。
ただし、受取銀行でも手数料が発生するため現地で12ポンド支払うことになった。この手数料はどの金融機関を利用した場合でも発生する。
■マネーパートナーズについて
口座申請は謳い文句通り5分程度で終わる。申請から2営業日で開設の書類が届く。これにより、「パートナーズFX」と「パートナーズFXnano」という口座の口座が利用可能になる。ただし、両替に使うのは「パートナーズFX」のみである。①入金について
入金方法には普通の入金の他に「クイック入金」というものがある。クイック入金は1万円以上の場合に利用することができ、すぐに入金が完了する。普通の入金の場合は1時間ほど遅れるとのこと。
②出金について
出金の銀行口座は1通貨1つの口座しか指定することができない。よって、FX証券から直接支払い先に振り込むような使い方はできない。今回は「ポンドの出金先」を「みずほ銀行のポンドの外貨預金口座」にした。
尚、「FX」とは「持っているお金の最大25倍の外貨を買い付け、為替変動分を儲けること」を指すらしい。つまり、100円しか持っていなくても最大2500円分の買い付けができるわけである。これにより少額でも大きな利益や損益が出たりする。
これに対し、単なる等価交換である両替はFXとは呼ばないとのこと。よって、拠出金やレバレッジといったFX用語は、両替目的で利用する分には無関係である。
■みずほ銀行について
FX口座から出金すると、みずほ銀行から確認の電話がかかってくる。出金した「FX口座」と出金先の「みずほ銀行の外貨預金口座」の名義が同じならば、リフティングチャージ(被仕向送金手数料)は無料になる(参考)。海外送金は銀行窓口で行う必要がある。必要なものは下記(と、後述のお金の経路を示す書類)。
- 印鑑
- 身分証明書証
- 留学先の請求書
- 海外送金手数料(5500円)
尚、送金手続きの前にマネーロンダリング対策でお金の経路を証明する必要がある。私の場合は以下の書類でOKをもらった。(額と日時で証明)
- ゆうちょ銀行の通帳(FX口座への移動を証明)
- FX口座の取引履歴の写真(振替移動出金・入金、振込出金)
あとは海外送金依頼書を窓口で記入し提出すれば、無事送金は完了する。
■備考
- みずほ銀行外貨預金口座の開設にみずほダイレクトを利用したが、通帳が届くのに5営業日かかった。すぐに開設したい場合は窓口を利用したほうが早い。
- みずほ銀行はゆうちょ銀行同様に両替手数料が4円/ポンドかかる。ただし、みずほダイレクトを利用すると1.6円で済むキャンペーンをやっている。終了日は未定。
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